浜木綿子は1935年10月31日生まれ、東京都出身。
1953年宝塚歌劇団40期生として入団し娘役として、またたくまにトップスターになった。
61年に同劇団を退団した後はテレビや映画、舞台で活躍していた。
彼女の息子は「半沢直樹」の大和田常務役で有名な香川照之だ。
そんな浜木綿子の現在についてみていく。
目次
浜木綿子の現在について
そんな浜木綿子の現在について早速みていこう。
年齢を考慮し第一線を退きスキャンダルにより表舞台から姿を消した息子・香川照之のために奔走中
浜木綿子は現在87歳。2023年現在はテレビや舞台に出演していない。
2017年ごろ、本人ではなく、芸人キンタローのモノマネでは見かけたが…。
出典元:X(旧:Twitter)
浜木綿子は2014年秋に叙勲受章を受賞しているが、このときのインタビューで「80歳か81歳までは舞台をやるつもり」と語っていた。
その言葉のとおり、2016年81歳の時に”喜劇 極楽町一丁目(嫁姑地獄篇)【博多座】”の舞台に主演してから、表舞台にでていない。
出典元:俳優小林誠のブログ
またテレビ出演は、2013年の”ボクらの時代”を最後に出演していない。
この番組は3人のゲストが集まりMCを介さずに、話題になっていることやさまざまなジャンルについてトークをするものだ。
浜木綿子は左とん平、柴田理恵と3人で出演し、元夫の市川猿翁と再会した時のことや、香川照之の歌舞伎進出についても話している。
出典元:フジテレビ
表舞台からはすでに退いているが、2019年10月に八千草薫が亡くなった際に、東宝演劇部を通じてコメントを発表した。
コメントの趣旨は以下のとおりだ。
出典元:ORICON NEWS
この追悼以降の表だった活動は見受けられない。
舞台は稽古があるし、テレビ出演も体力をつかうであろう。
現在は体調などを考慮して、余生を自分のために過ごされているのではないだろうか。
浜木綿子は仕事をするうえで、息子の香川照之の活躍が刺激になっていると言っていた。
「我が子ながらすごい。親子共演出来たら嬉しい」と嬉しそうに話していた。
普段は頻繁に会っておらず、出演作品をみることで、息子の活躍ぶりを喜んでいたようだ。
浜木綿子は元夫・二代目市川猿翁が16歳年上の日本舞踊家の藤間紫と暮らすようになり、香川照之が3歳のころに離婚した。
離婚してからシングルマザーとして、女優業を続けながら、必死に手塩にかけた息子であるからこそ、香川照之の目覚ましい活躍はなお一層自慢なのではないだろうか。
女優業を控えている現在、香川照之の活躍が活力になっていたはずだ。
ただ2022年8月に香川照之の性加害のスキャンダルが報じられた。
それにより数々の番組を降板し、表舞台から姿を消すことになった。
その際に、元宝塚女優という肩書を活かして浜木綿子が新しいスポンサーを探しているという情報もあったが真相は明らかではない。
しかし第一線を退いた今も、大切な息子のために奔走しているのは確かなのではないだろうか。
息子が苦労している時に助けない母親はいない。それが愛情を注いできた自慢の息子なら尚更だ。
彼女の趣味は絵を描くことで「大好きな絵を描いて生活するのも悪くない」と語っていた。
趣味の絵を描きながら、どうか穏やかな老後を過ごしていてほしい。
実は香川照之の歌舞伎入りに反対していた
出典元:Old Fashioned Club -オールドファッションド・クラブ-
香川照之は2011年9月27日に九代目市川中車を襲名して歌舞伎俳優デビューを発表し、翌年6月に「六月大歌舞伎」に出演した。
このときの息子の歌舞伎俳優デビューに、浜木綿子は戸惑いも感じたそうだ。
香川照之は役者になる前はADをしていた。そこからただの「浜木綿子の息子」ではなく「俳優・香川照之」として不動の座を得たにもかかわらず、全く別の歌舞伎の世界にいくことに対して、反対の気持ちも強かったようだ。
また浜木綿子の元夫・二代目市川猿翁も香川照之の歌舞伎俳優デビューを反対していた。
浜木綿子と二代目市川猿翁の離婚後、香川照之は浜木綿子に引き取られ、父親とは30年以上絶縁状態だったようだ。
出典:デイリー新潮
しかし、30年以上ぶりに再会したときには、歌舞伎俳優デビューを希望していたようだ。
それに対して二代目市川猿翁は、「40歳すぎて歌舞伎は教えられない」と言っていたそうだ。
出典元:NHK
浜木綿子と市川猿翁は、「息子を歌舞伎役者にさせたくない」という気持ちは一緒だったのだろう。
歌舞伎界は男性の後継者が必要とされるのに、ずっと後継者にされなかったことからも、その様子がうかがえる。
しかし、新しいチャレンジにまい進する香川照之をみて、両親の気持ちも変わっていたのかもしれない。
2013年に都内で行われた「人生はガタゴト列車に乗って・・・・・」の制作発表会では、香川照之が歌舞伎俳優デビューしたことについて「パワーをもらっている」とコメントした。
この制作発表会でも「当初は(香川の歌舞伎界進出には)いろんな思いがあった。でもだんだん真摯に見守りたいと思うようになった」と語っていた。
さきほど述べた通り、同年3月に「僕らの時代」に出演した際も、香川照之の歌舞伎界進出についても語っている。
柴田理恵から「息子(香川照之)さんの歌舞伎界進出について心配ではありませんか」という問いに、浜木綿子は次のようにコメントしている。
「心配ではありますが、あの子は負けません」「息子が親父をまた舞台に立たせてあげたいと言っていた」と語っていた。
息子の歌舞伎への熱い思いを、現在は認めざる得ないのではないだろうか。
さらに2016年の舞台の制作発表の際には「息子の活躍が刺激になっている」「我が子ながらすごい」と絶賛されていたようだ。
「もうすこし芝居をつづけて息子と共演してみたい」という夢も語っていた。
また、浜木綿子は2016年の「喜劇 極楽町一丁目~嫁姑千年戦争~」制作発表に出席した際にTBSで放送された香川照之の出演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士」も見ていると公言していた。
「あの人(香川)は面白い。どれも違う役にみえる。親としても楽しい。美男子じゃないからいい」と明るくコメントした。
それだけに2022年に週刊新潮が報じた記事については、ショックを受けているのではないだろうか。
報道の内容はもちろん、応援していた俳優業や歌舞伎俳優業にも影響が出てしまった。
きっと二重の意味で悲しかったであろう。
香川照之は今年8月にX(旧:Twitter)で「この命を何に捧げるべきか考えた結果、歌舞伎と昆虫であった」という主旨のメッセージをつぶやいている。
スキャンダルの件は、もちろんいけないことなのできちんと反省し、償ったうえで、今後歌舞伎俳優業と向き合ってほしい。
80を超えても美しい美貌の持ち主!浜木綿子の若い頃から現在まで!画像あり
出典元:Just another
上記の写真は2016年「徹子の部屋」に出演した際の浜木綿子だ。
このときすでに80歳である。こんなに若々しくてきれいな80代は見たことがない。
さすがトップ女優の美貌はすごいものだ。
写真のとおり、浜木綿子は目鼻立ちがクッキリしており、端正な顔立ちをしている。
若いころの写真も調べてみた。
こちらは宝塚歌劇団・雪組時代のスナップ写真だが、このころから女優オーラであふれている。
出典元:Amazon
ちなみに入団7年目のときに、劇作家の菊田一夫に「東宝の舞台に出てくれないか」とスカウトされたそうだ。
この誘いに迷いつつも、1959年に「がしんたれ」という菊田の舞台に外部出演した。
次の写真は、香川照之が3歳の頃。二代目市川猿翁と離婚したころだ。
3歳の息子を女手一つで育てるというのは相当大変なことだ。
小さな男の子は、どこにでも行きたがるし、とにかくやんちゃだ。
そんな状態でもこれほど美しいのだから、やはりトップ女優はすごい。
出典元:Ameblo
こちらは1973年4月から9月にかけて日本テレビで放送された時代劇ドラマ「子連れ狼 第一部」に木颪の酉蔵として出演したときの浜木綿子
出典元:YouTube
このときの浜木綿子は美しさだけでなく貫禄もすごかった。
「原作のイメージ通り!」「オーラがすごい」「言葉遣いもきれいでぞくぞくする」「見た目だけでなく立ち姿も美しい」などと称賛の声がたたえられている。
1980年代にCMに出演されていたとき
出典元:YouTube
浜木綿子と言えばイワタニで知られる岩谷産業や、夕月かまぼこのCMでもお茶の間の人気を博した。
「美しくて存在感あふれる日本のおかあさん」というイメージを持たれている方も多いのではないだろうか。
浜木綿子の現在までの恋愛・結婚事情!再婚しなかったのは息子香川照之のため
出典元:さくらんぼ通信エキサイトブログ
浜木綿子は二代目市川猿翁と離婚した後は、シングルマザーとして香川照之を育ててきた。
しかし、これだけの美人で魅力的な女優。恋人や再婚の話は過去になかったのだろうか。
調べてみると、ある人物と10年愛を貫いていたことがわかった。
それが元小結でコメンテーターの龍虎だ。
端正な顔立ちで二枚目の人気力士でブレイク。
現役引退後は親方となり指導にはげみ、その後はタレントや俳優デビューも果たした。
2人が交際をはじめたのは、1975年ごろのことだった。
ふたりは順調に交際を続けて、再婚を本気で考えるようになった。
龍虎は大の子供好きとして知られており、再婚相手としてはピッタリとも思われた。
しかし二人の再婚を強く反対した者がいた。
それが息子の香川照之だ。子供だった香川照之は龍虎にまったく懐かなかったようだ。
香川照之は龍虎が自宅に遊びに来た際も、一切龍虎と目をあわせないどころかずっと背をむけていたり、一言もしゃべらずだまっていたそうだ。
これには龍虎も「子供って難しいね」ともらしていたようだ。
そんな状態が約10年つづいた。交際当初は小学生だった香川照之も大学生になっていた。
出典元:X(旧:Twitter)
別れるきっかけは、香川照之が母親にむけていった「もう別れたらいいんじゃないの?」という一言だったようだ。
浜木綿子は息子にすすめられて龍虎との別れを選択したようだ。
浜木綿子は離婚した後も、元夫・二代目市川猿翁の悪いところを息子に決して言わず「あなたのお父さんは尊敬できる人なのよ」と言い続けたそうだ。
そのメッセージが香川照之に大いに伝わっていたのではないだろうか。
40代から歌舞伎俳優デビューを成し遂げたり、香川照之にとっての父親は二代目市川猿翁だけだったのだろう。
さきほど紹介した2013年の「僕らの時代」に出演された際にも、浜木綿子の恋愛事情についても取り上げられていた。
このときにトークをした俳優・左とん平が浜の恋愛について「なんにんも知っているよ」といった。
このとき浜は「一回だけ結婚しようか考えてみたけど、息子の父親は1人だけだと思った」と語っている。
浜木綿子はとてもきれいで仕事ができる女性なので、さぞかしモテモテだっただろうが、母親として香川照之のことを一番に思った結果、シングルマザーという道を貫いたのかもしれない。
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